目次
- インナードライ肌とは?表面うるおって中はカラカラの危険信号
- なぜ保湿しても乾く?本当の原因を“科学的”に分解する
- インナードライを引き起こす生活習慣とNGケア
- 今日からできる!根本ケアに必要な3つのステップ
- よくある質問(FAQ)
1. インナードライ肌とは?表面うるおって中はカラカラの危険信号
「肌はテカるのに、つっぱる感じがする」「化粧ノリが悪い」
こういった状態は、表面は脂っぽいのに、内部は乾燥している=インナードライ肌の典型例です。
見た目ではうるおって見えるため気づかれにくいのが特徴。
しかし放っておくと、バリア機能の低下・毛穴の開き・炎症・加速的老化につながるリスクがあります。
2. なぜ保湿しても乾く?本当の原因を“科学的”に分解する
❌ 原因①:角層のラメラ構造が乱れている
肌の角質層は「細胞間脂質(セラミドなど)」によって、水分をキープしています。
このラメラ構造が乱れると、水分がすぐに蒸発 → “保湿しても乾く肌”になります。
❌ 原因②:肌が「保湿依存」になっている
過剰な保湿は、肌の自活力(=自ら潤う力)を奪うことも。
とくに油分リッチなクリームだけに頼ると、肌は「もう潤わせなくていいんだ」と勘違いしてしまうのです。
❌ 原因③:水分補給≠保湿ではない
多くの人が勘違いしているのが、「化粧水で水を入れた=保湿した」ではないということ。
**水分+油分+角層バリアのすべてが揃って初めて“保湿が成立”**します。
3. インナードライを引き起こす生活習慣とNGケア
NG行動 | その理由 |
---|---|
熱いお湯での洗顔 | 皮脂が流れすぎ、バリア破壊 |
アルコール入り化粧水 | 一時的にさっぱりするが、水分を奪う |
洗顔後すぐ化粧水のみ | 肌がむしろ乾きやすくなる(蒸発) |
クレンジングの摩擦 | 角層にダメージ → 水分保持力が低下 |
睡眠不足・ストレス | 肌のターンオーバーが乱れ、回復力が低下 |
4. 今日からできる!根本ケアに必要な3つのステップ
✅ ステップ①:肌を「育てる洗顔」に変える
- 低刺激&弱酸性
- 朝はぬるま湯洗顔 or アミノ酸系洗顔料
- 洗いすぎ禁止
✅ ステップ②:「水分保持力を高める」成分を使う
- セラミド(特にヒト型)
- ナイアシンアミド(バリア機能サポート+くすみ改善)
- NMF(天然保湿因子)含有製品を選ぶ
✅ ステップ③:「自ら潤う肌」を目指すサイクルへ
- 1ヶ月以上継続 → 肌の回復リズムに合わせて調整
- 夜のスキンケアで「守る」→ 朝は「整える」
- NORMなどの内側ケアサプリで相乗効果を高める
5. よくある質問(FAQ)
Q1. インナードライ肌はオイリー肌とどう違うの?
A. オイリー肌は“皮脂が多く水分もある”状態。インナードライは“皮脂は多いが水分が少ない”状態で、別物です。
Q2. 化粧水を何度も重ねづけすればいいの?
A. 重ねすぎは蒸発を早めて逆効果になることも。1回でしっかり浸透させ、油分でフタをすることが大切です。
Q3. 改善にはどれくらいかかる?
A. 肌のターンオーバー周期を考えると、最低でも4週間の継続が必要です。焦らずじっくり育てる意識を。